機材レンタルショップ:アンディーブラワー

当時多くのミュージシャンがそうであった様にLAでのサクセスストーリーを夢見て、
ギタリスト・マットブルックとデイブフリードマンは80年代後期にそれぞれLAに移住し、
NoHoにあった機材レンタルショップのAndy Brauer Studio Rentalsで働いていました。

日々レンタル機材のメンテナンスをしたりデリバリーをしたり、
またバンドのテックとしてツアーに同行したりスタジオで働いたりして、
数年間ここで下積み生活をしていたそうです。

このお二人さん、ほぼ同期。
高校を卒業して直ぐにLAに移住したと聞いているので、
逆算すると1989年当時の二人はまだハタチ前!

VHファンであればご存知の方も多いかとは思いますが、
当時マットブルックはそのお仕事の関係者達と草野球をやっていて
その打順がエディーの次だったとかでエディーとの関係が生まれ、
テックとして採用され、その後エディーのパーソナルマネージャー兼任となり、
現5150関係のビジネスはウルフィーとパートナーシップを組んでいるそうです。

また若きラインホルドボグナーが渡米してLAでチャンスを見いだそうと
真っ先にノックしたのがこのAndy Brauer Studio Rentals。
そしてドイツから名刺代わりに持参した改造マーシャルを手にしたラインホルドを
出迎えたのはなんとそこに偶然居合わせたデイブフリードマンだったそうです。
この話をデイブから聞いた時は鳥肌が立ちました。
何という運命的な出会い!ですよね。

その後、Andy Brauer Studio Rentalsで職を得たラインホルドの
ミラクルなサクセスストーリーは以前お伝えした通り。

ちなみにデイブは90年代中頃にThe Offspringのツアーテックとして一度初来日しており、
真夏の鬼激アツな日本を経験済みで、あの湿気はヤバかったと言っておりますw

そのシーンにおいて数々のドラマが生まれたAndy Brauer Studio Rentals。
皆にとって大切な思い出の場所となっている様です。

⭐︎今日のBGM⭐︎
Jerry Cantrell Tour – OKC – April 25, 2022

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⭐︎NEW⭐︎

モダンヴィンテージシリーズに新たに加わった新作がこちら!

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Lamanta mod “Modern Vintage “Gold

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再来週の入荷を予定しています。

⭐︎今日のBGM⭐︎
Naoko Kawai – Daydream Coast 1984

カテゴリー: LAMANTA |

Pick

フリードマンピックの裏面に描かれている普通ならお下品となるであろう遊び心w
昔マットブルックがご機嫌斜めな時にデイブにファックスして来たモノだそうで、
それを気に入っていたデイブはそのままピックの裏面におふざけで採用したそうです。

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Rockだぜw

⭐︎今日のBGM⭐︎
“Airplane Mode” // Cory Wong | Live at Red Rocks

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CD

10年+ぶりかにコンパクトディスクをお店で購入しました。

むしろCDは断捨離している方なので、新たに購入すること自体が実に稀。
それでも入手したかったのがこのアルバムです♪

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歌はもちろんの事全てが素晴らしいのですが、特に好きなのがこのベース!
椎名林檎のファーストアルバムも最初に耳を持って行かれたのがボーカルで、
その次にグッと来たのがベースでした。

海外のバンドではボーカルとギターがセットで僕の感性に響く傾向にあるのですが、
なぜか好きになる日本のバンドはボーカルとベースがセットになって響いてきます。

もしかして70年代〜の最強の歌謡曲を聴いて育ったからなのかと思ってもみたり。

⭐︎今日のBGM⭐︎
Traveler- Official髭男dism

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1987x Custom #6 – Review

Fryette PS-100を事前に頂いた資料を元にセッティングしローコードを鳴らした瞬間、その音の虜になりました。ピックが弦に触れた瞬間にスピーカーから弾け飛ぶ鋭い音、フルテンだと本来その鋭さが耳をつん裂くはずなのに耳の痛さを感じる事もなく、歪んだ中にもクリアな層を残した心地良いサウンドが届いて来て、レコードで聴いた音がそのままスっと出て、何を弾いても「あぁ、聴いた事がある」と納得するこのサウンド。エディーが伝えたかった「ブラウン」な
サウンドってこういう事なのだろうかと思える瞬間でした。

またギターのボリュームを絞ってもよくあるような腰が抜けた様なクリーンにはならず、まさにジミーペイジの様にギターのボリュームコントロールでクリーンから歪みまで対応するギタリストにはうってつけ。フランケンストラトらのボリュームに付いたトーンノブの意味を再認識する瞬間でもあり、ボリュームでトーンを操作する事をすっかりしなくなってしまっておりましたがそのスタイルに戻すキッカケになりました。

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そして対策しなければスピーカーと共に耳も破壊しそうなこの爆音をここまで制御し切る
Fryette PS-100の懐のデカさも素晴らしい。

素晴らしいビルダー達の共演でこのサウンドがベッドルームからライブハウスまで気軽に体感出来る事にも感謝ですが、購入前の相談からアフター迄真摯に良い物を届けようと対応頂いた
Musette Japanの皆様にも感謝を。このアンプを元に今度出てくる製品もまた楽しみです。

⭐︎今日のBGM⭐︎
VAN HALEN – Warner Demos 1977 – (Remastered 2011) – Disc 1

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